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不経研、「新・三種の神器」普及状況を調査

 (株)不動産経済研究所は、2000年以降の「新・三種の神器」(ディスポーザー、ドラム式洗濯乾燥機、IHクッキングヒーター)の普及状況を調査し、その結果を発表した。

 これによると、2003年1月~5月に供給された物件の中で「ディスポーザー」を設置している戸数は、首都圏全体で9,685戸であった。全供給戸数(3万3,248戸)に対するシェアは29.1%を占め、「ドラム式洗濯乾燥機」(1,526戸、シェア4.6%)、「IHクッキングヒーター」(1,406戸、シェア4.2%)と比べ、普及率が高いことが明らかになった。
 これらの設備は、マンション購入の決定権を持つ女性にアピールするとして、2000年頃から普及度合いを強めてきており、今回の調査では特にディスポーザーの人気が高いことがわかった。同社ではこれを受け、ディスポーザーは今後も普及度合いを強め、全供給戸数の50%を超えることが見込まれるものと分析。一方、ドラム式洗濯乾燥機は家電製品としての普及が強まることから、ディベロッパーが当初から導入する設備機器としては減少、またIHクッキングヒーターについても、原発トラブルにより、当面その普及にブレーキがかかることになるものと見ている。


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