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リクコスがリクルートとの資本関係を解消、ユニゾン傘下に

 (株)リクルートコスモスは27日、(株)リクルートおよび独立系投資ファンド「ユニゾン・キャピタル」との間で、同社がリクルートグループとの資本関係を解消し、ユニゾンに経営権を移行することで合意したと発表した。
 グループ全体の事業のリストラクチャリングを検討するリクルートの意向と、リクルートコスモスの経営手法、事業基盤、収益性等に対し一定の評価をしていたユニゾンの意向とが合致したことにより実現したもの。これにより、ユニゾンがリクルートに代わり同社の筆頭株主となる。

 また同社では、リクルートグループからの独立に伴い、現在の商号である「リクルートコスモス」を将来的に変更する予定。新商号および変更時期等は現在のところ未定。

 また、保有するリクルート株式の全株式をリクルートグループ会社に譲渡する予定で、これにより、2006年3月期連結損益に約25億円の特別利益を計上するとしている。

 なお同日、代表者の異動を併せて発表。
 6月29日付で、現・代表取締役社長兼事業本部長の重田里志氏が代表取締役会長に就任し、代わって現・常務取締役管理本部長の町田公志氏が新たに代表取締役社長に就任する。
 町田氏は1956年1月生まれ、49歳。1979年に(株)日本リクルートセンター(現・(株)リクルート)に入社し、85年にリクルートコスモスに入社、東京支社長、常務取締役などを経て、2004年7月より現職に就いていた。

 また同日発表された同社「2005年3月期決算短信」(単体・連結)によると、当期単体業績の売上高は1,489億5,400万円(前年同期比▲6.5%)、営業利益は103億4,300万円(同42.0%増)、経常利益は68億6,400万円(同68.2%増)、当期純利益は13億1,800万円。当期連結業績(対象12社)の売上高は1,908億300万円(同▲1.0%)、営業利益は134億5,100万円(同39.1%増)、経常利益は94億2,600万円(同61.7%増)、当期純利益は25億1,800万円(同21.7%増)であった。
 なお次期は、連結売上高2,180億円、経常利益135億円を見込むとしている。


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