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首都・近畿・中部圏とも中古マンション価格上昇/東京カンテイ調べ

 東京カンテイ(株)は、首都圏、近畿圏、中部圏において、新築と中古マンション価格を比較分析した調査結果を発表した。

 これによると、首都圏の新築マンションは2005年1~6月平均で坪単価202.8万円となり、2004年の203.2万円から0.2%下落。ただし2002年以降坪単価200万円を超える水準で安定推移している。
 中古マンションでは、2005年1月~6月の坪単価は118.5万円で2004年の117.5万円から0.8%の上昇。価格下落に明確な歯止めがかかった。

 近畿圏の2005年の新築マンション価格は坪単価141.0万円と2004年の139.7万円から0.9%の上昇。2000年の価格水準に戻りつつある。中古マンションは坪単価74.5万円で、2004年の74.3万円から0.3%戻し、バブル以降の下落傾向に終止符を打った。ただし、2000年の坪単価91.8万円からは依然17万円程度の格差があるとしている。

 中部圏の新築マンション価格は、2000年以降ほぼ横ばいで推移。2005年は坪単価121.8万円で2004年の119.0万円から2.4%上昇している。
 中古マンションも、2004年は坪単価64.8万円と2004年の63.4万円から2.2%上昇。三大都市圏の中でも最も価格上昇が顕著であることが分かった。


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