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純利益、過去最高益/住友不動産06年3月期決算

 住友不動産(株)は18日、「2006年3月期(2005年4月1日~2006年3月31日)決算(単体・連結)」を明らかにした。

 単体の売上高は5,448億8,000万円(前期比4.5%増)、営業利益は961億7,700万円(同25.3%増)、経常利益は727億5,700万円(同28.3%増)、純利益は271億9,400万円(同85.5%増)。

 連結では売上高6,465億2,500万円(同4.9%増)、営業利益1,120億2,300万円(同11.7%増)、経常利益870億380万円(同17.0%増)、純利益325億600万円(同109.1%増)となった。
  
 不動産賃貸事業をはじめとした主要4部門(不動産販売事業、完成工事事業、不動産流通事業)すべてが前期に引き続き増収増益となった。
 また、営業外損益も、金利スワップ取引の解約により、解約損25億円となったが、金融収支が26億円改善し、差し引き9億円の改善となった。
 特別損益は新宿住友ビルの再証券化に伴う固定資産売却益が152億円、投資有価証券売却益14億円、サブリース賃料減額請求訴訟に伴う和解金17億円など合計185億円を特別利益に計上したものの、所有賃貸ビルの固定資産評価損171 億円、減損会計の適用開始に伴う減損損失53億円、賃貸資産を販売用に目的変更したことに伴う減損損失199億円など、合計440億円を特別損失に計上した。その結果、当期純利益は前期比2倍強の325億円となった。

 次期単体売上高は5,860億円、経常利益890億円、純利益410億円、連結売上高7,000億円、経常利益1,050億円、純利益470億円となる見込み。


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