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低層住宅解体工事のアスベスト測定結果を発表/住団連

(社)住宅生産団体連合会事業部長・高橋祥郎氏

 (社)住宅生産団体連合会(住団連)は26日、住宅月間中央イベント・セミナー「低層住宅の解体工事におけるアスベスト(石綿)気中濃度測定結果」説明会を開催した。

 住団連の石綿対策特別委員会では、今後の石綿ばく露防止対策として、建築物の解体等の作業を適切に行なうよう「石綿障害予定規則」の周知徹底を図るとともに、「低層住宅石綿取扱ガイド」を発行するなど、普及啓発を行なってきた。
 「石綿障害予防規則」や「低層住宅石綿取扱ガイド」に示されている、適切な作業手順・方法による効果を確認するため、解体の際のアスベスト気中濃度測定を実施。今回は、その測定データや評価結果の説明が行なわれたもの。

 主催者挨拶で、住団連事業部長・高橋祥郎氏は「低層住宅の解体工事のアスベスト濃度の測定結果等、貴重なデータを公表することで、石綿ばく露防止対策の啓発や、適切な作業方法の普及に役立てていきたい」などと述べた。

 第一部では、「解体・改修 工事等におけるアスベスト含有建材使用部位別の撤去作業手順」をテーマに、(株)代表取締役・村上泰司氏が講師に。第二部では、東京大学大学院 新領域創成科学研究科助教授・清家 剛氏により「測定データの評価について」の講演が行なわれた。


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