有限責任中間法人日本増改築産業協会（ジェルコ、会長：山口慶之助氏）は17日、東京ビッグサイト会議室で第6期（2006年10月1日～2007年9月30日）定時総会を開き、同期の事業計画・収支計画案などを承認・可決した。また、任期満了に伴う役員改選が行なわれ、会長に山口慶之助氏が再任された。
今後、同協会では、消費者保護のため、悪質な営業行為の情報収集と発信、不正行為に対する是正勧告を行なうほか、建築業法と同施行令等について、その請負金額の見直し、業者登録の義務化などの法定整備の要望を行なっていく。また、前期からスタートした「ジェルコレボリューション委員会」で、健全運営のための体制、財務、事業、事務局のあり方についてその改革方向を検討していく。
総会で会長に再任された山口氏は「悪質リフォームは減るどころか3倍に増えている。この業界は100万円未満の工事が4割を占めており、100万円未満の工事には網がかからない建築業法には問題がある。これを至急改めるよう、強く要望していきたい。会員の事業については常に精査していくが、非会員についても悪質な営業行為が確認されれば、ホームページでの告知、広報、警察への通報などを図っていく」などと語った。
当日は総会に引き続き、「第14回ジェルコデザインコンテスト全国大会」入賞者の表彰や、「インターネットによる販促」「生涯顧客作り」「経営品質」などをテーマにした研修会などが行なわれた。