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東日本レインズ、「価格別・購入可能な住宅の平均像」を発表

 (財)東日本不動産流通機構は20日、「首都圏における価格別・購入可能な住宅の平均像」を発表した。2006年12月末時点で同機構に登録されている在庫物件のうち、1,000万円~5,000万円(1,000万円刻み)の前後250万円ずつの価格帯の中古マンション、中古・新築戸建てを抽出。規模や築年数の平均を算出したもの。新築については、(株)不動産経済研究所データを参考とした。

 首都圏全体で、3,000万円で購入できる住宅の平均像は、中古マンションは専有面積68.9平方メートル、築12.7年。新築マンションなら、専有面積が54.1平方メートルとなる。中古戸建て住宅では、土地面積175.7平方メートル、建物面積は103.8平方メートル、築年数は16.7年。新築戸建て住宅では、土地面積122.3平方メートル、建物面積は95.3平方メートルとなった。

 「3,000万円の住宅」の場合、立地と物件種別の違いによって、東京都区部では、中古マンションであれば専有面積57.4平方メートル、築16.3年の物件が購入できる。横浜・川崎エリアでは、専有面積54.2平方メートルの新築マンションが購入できる。千葉県であれば、土地面積279.5平方メートル、建物面積123.7平方メートル、築14.9年の中古戸建てが購入でき、埼玉県では土地128.2平方メートル、建物面積98.1平方メートルの新築戸建てを購入することが可能となる。

 1,000万~2,000万円で買える物件は比較的小規模で、中古物件については築年数が経過した住宅が中心。2,000万円出せば、埼玉・千葉の両県と神奈川県の横浜・川崎エリア以外で新築戸建て住宅の購入が可能となる。4,000万~5,000万円では規模が大きくなり、中古物件については築浅の物件が各都県・地域で目立つようになる。


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