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経常4期連続で過去最高を記録/三井不07年3月期決算

 三井不動産(株)は4月27日、2007年3月期決算を発表した。

 当期(2006年4月1日~07年3月31日)の連結売上高は1兆2,291億9,300万円(前年同期比6.0%増)、営業利益1,618億4,200万円(同17.7%増)、経常利益1,423億2,400万円(同19.6%増)、当期純利益752億1,300万円(同33.0%増)。経常利益が4期連続で過去最高を記録するなど、大幅な増収増益となった。

 主力の賃貸事業は、「日本橋三井タワー」の通期稼動や、「東京ミッドタウン」など新規プロジェクトの竣工が収益寄与し、売上高3,980億6,900万円(同9.0%増)、営業利益813億5,000万円(同19.7%増)。分譲事業は、マンション4,487戸、戸建て707戸を引渡し、売上高3,416億2,900万円(同1.3%増)、営業利益492億3,900万円(同10.2%増)。仲介事業は、三井不動産販売(株)の個人・法人仲介、三井不動産レジデンシャル(株)の販売受託が順調に進捗するなど、売上高773億4,900万円(同12.5%増)、営業利益260億4,900万円(同15.3%増)となった。

 会見で、同社執行役員経理部長の浅井裕史氏は「基本的にどのセグメントも増収増益という、いい結果を残すことができた。今年は『東京ミッドタウン』や『アーバンドックららぽーと豊洲』など、首都圏4ヵ所の大規模商業施設が稼動して、収益に寄与し増益となった」などと話した。

 次期については、連結売上高1兆3,900億円、経常利益1,520億円、当期純利益850億円を見込んでいる。


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