（財）東日本不動産流通機構は27日、「東日本レインズ」における2006年度の市況動向を発表した。
2006年度の首都圏中古マンション成約件数は2万9,719件（前年比5.2％増）と、2年連続で過去最高を更新した。成約物件価格の平均はこの5年で17.2％上昇し2,294万円（同7.4％増）。都県別では東京 都区部3,035万円（同8.8％増）、横浜•川崎が2,248万円（同7.2％増）となった。
戸建て住宅成約件数は1万4,835件（同2.4％増）で3 年ぶりに前年度を上回った。このうち中古戸建て住宅は1万467件（同▲2.5％）、新築戸建て住宅は4,368件 （同16.4％増）となり、新築戸建て住宅は2桁台のプラス。また成約物件価格は首都圏平均で 3,402万円（同4.0％増）となり、2年ぶりに上昇し5年ぶりの3,400万円台となった。
また、土地（100平方メートル～200平方メートル） の成約件数は3,861件（同▲4.3％）となり、4年連続で前年度を下回り、千葉県の810万円（同5.9％増）を除く1都2県で減少となった。平方メートルあたりの単価は22.63万円（同7.8％増）と3年連続で上昇し、特に東京都は38.80万円（同13.2％増）と2桁の上昇率となった。