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500億円規模の住宅特化型私募ファンドを組成/ケネディクス

 ケネディクス(株)は3日、住宅投資特化型の私募ファンドを組成したと発表した。

 同ファンドは、年金基金や金融機関向けファンドとしては同社9本目のファンドで、投資規模約500億円と、過去最大のファンド。ポートフォリオは、賃貸住宅38物件で、投資地域は首都圏・大阪・名古屋・仙台など、全国主要都市に分散している。

 自社開発物件をはじめ、築年数の新しい物件を中心とし、ウエアハウジング機能(ファンドが取得する前に、スポンサー会社などが物件を取得することで、物件収益の安定化を図ること)により、組成直後からキャッシュフローを投資家に還元する仕組みとした。

 同社グループでは、ケネディクス不動産投資法人(KRI)によりオフィスビル中心の投資を行なう一方、私募ファンドを通じて、今後も住宅への投資を行なっていく方針で、こうした私募ファンドの出口として、新たに住宅に特化したリートを上場させることも視野に置いている。


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