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「床制振ダンパー」を採用、遮音性能の向上へ/ミサワホーム

 ミサワホーム(株)は3日、賃貸住宅に「床制振ダンパー」を採用すると発表した。

 遮音性能については、集合住宅において特に不満が多く、隣人トラブルの上位に位置づけられている。

 そこで同社では、上下階の遮音性向上のために、トヨタ自動車(株)製の「床制振ダンパー」を採用することにしたもの。
 「床制振ダンパー」は、車の振動を抑える技術を応用した高性能ゴムを使用。直方体の重り(7.5kg)をゴム材で支持し、床の共振に合わせたダンパーを使用することで重りを共振させ、反力を発生させるとともに振動エネルギーをゴム部分で吸収するというもの。

 同商品を設置することにより、重量床衝撃音遮断性能が1ランク(=5dB)程度向上、業界トップレベルの遮音性能を確保した。

 同商品は、2008年1月よりアパート商品からオプションとして運用を開始。同年4月以降には、戸建住宅にも採用が可能となる。
 価格は8畳当たり約15万円から、同社は年間300棟の搭載を目標としている。

 


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