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新東京タワーの名称、「東京スカイツリー」に決定

2011年12月竣工予定の東京スカイツリー。デザインのモチーフである五重塔の制振システムを、最新の技術で再現する。高さは約610m
正式名称は「東京スカイツリー」に。写真は名称発表の除幕式の様子
「名称のとおり、環境にやさしい、ゆたかなコミュニティが育まれることを願っています」と挨拶する東武タワースカイツリー(株)代表取締役社長の宮杉欣也氏
「東京スカイツリー」ロゴマーク。新しいタワーからさまざまざなモノやコトが生れる様子をカラフルなドットで表現している

 東武鉄道(株)ならびに新東京タワー(株)が東京都墨田区で計画している通称「新東京タワー」の正式名称が10日、「東京スカイツリー」に決定した。

 タワーの名称は、名称案の全国公募の後、有識者10人による「新タワー名称検討委員会」が名称候補6案を選定。その6案に対し、全国のエンドユーザーが投票を行なったもの。
 投票は4月1日~5月30日の間行なわれ、総投票数は11万419票であった。

 その結果、もっとも多い3万2,699票を獲得した「東京スカイツリー」が正式名称となった。

 会見で、新東京タワー(株)代表取締役社長の宮杉欣也氏は「名称決定が待ち遠しかった。計画地を歩いてみても、新タワーのポスターが多く貼られており、地元の人々からの期待を感じた。ツリーという名称のとおり、タワーの足元には環境にやさしい、豊かなコミュニティが育まれることを願っている」と挨拶。
 また、「新タワー名称検討委員会」委員の作詞家・阿木耀子氏は「独創性の高い名称だけれども、覚えやすく、親しみやすい。検討中は委員会でもいろいろな意見あったが、改めて見てみると“これだ”と感じる名前。今回、老若男女から投票があったと聞いている。多くの方に興味を持っていただいたうえ、日本のシンボルとなる東京スカイツリーに私も関われたことをうれしく思います」とコメントした。

 なお、他の名称候補の投票数は、「東京EDOタワー」3万1,185票、「ライジングタワー」1万5,539票、「みらいタワー」1万3,915票、「ゆめみやぐら」9,942票、「ライジングイーストタワー」6,426票。

 東京スカイツリー(約610m)は、2008年7月に着工、11年12月に竣工する予定だが、09年8月には200m近く、10年には展望台のある450mまで組み立てられる予定。

 また、タワーの正式名称決定を受け、新東京タワー(株)は東武タワースカイツリー(株)に社名を変更する。
 
 

 


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