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業界初の「住宅ローンアドバイザー養成講座」を開講/全日

 (社)全日本不動産協会は、同協会認定の「住宅ローンアドバイザー養成講座」を15日より開講する。
 
 同講座は、住宅ローンが多様化、複雑化するなかで、住宅購入予定者に対して、公平な立場で住宅ローンに関する正確な情報およびアドバイスを提供する専門家の育成を目的として開講するもの。不動産業界団体としては、初の取組みとなる。

 受講者は、住宅ローンアドバイザーの役割や住宅ローンの基礎知識などの「基礎編」と、ローンの基本、物件取得予算の検討など「実務編」を受講。その後、効果測定で所定の成績を修めた者が、事務局に登録することができる。受講料は、一般2万円。全日会員および従業員は協会補助により1万5,000円となる。登録有効期間は3年間で、更新の際には継続講習の受講が必要となる。

 11日に開催した発表記者会見の席上、同協会理事長・川口 貢氏は「同講座は、公益社団法人格取得のための事業の一環として開講するもの。有識者の先生方に多大なご協力をいただき、充実したテキストを完成させることができた。今後、受講者の実数を増やしていきたい」と述べた。
 
 現在までの申し込み数は、東京会場が約310名、大阪会場が約110名。「今回の募集は会員が中心となったが、今後は一般消費者も受講できるよう門戸を開いていく」(全日住宅ローンアドバイザー推進特別委員会 委員長・答島海志氏)とし、今後、社会的な認知を広めていくとした。

 なお、東北地区(仙台会場)、中部・北陸地区(名古屋会場)、九州・沖縄地区(福岡会場)、北海道地区(札幌会場)での開催も予定している。問合せは、同協会住宅ローンアドバイザー養成講座事務局、TEL:03(5645)1500。


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