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東京・大崎で品川区最高層マンションを発売/三井不動産レジデンシャル

「パークタワーグランスカイ」完成予想図(手前の建物)。隣接するのは、同時に開発されるオフィスビル
超高層物件では珍しく、屋上を共用スペースとして開放。ジャグジー等を備えた憩いのスペースに仕立てる

 三井不動産レジデンシャル(株)は、超高層分譲マンション「パークタワーグランスカイ」(東京都品川区、総戸数736戸)の第1期販売を、10月4日から開始する。

 同物件は、JR山手線「大崎」駅徒歩6分に立地する、地上44階建てのマンションで、高さ152メートルの区内最高層マンション。2006年に組合が組成された「東五反田2丁目第2地区市街地再開発事業」(街区名「東京サザンガーデン」)の一部として建設されるもの。総開発面積1.8ha内に、同マンションとともに地上16階建てのオフィスビルと、地上5階建て・総戸数18戸の地権者用住戸が一体開発される。また、敷地西側を流れる目黒川沿いに、3,000平方メートルの親水公園を整備、オープンスペースとする。

 建物は、共用部分を住戸・オフィスの延長線上として利用するという「サードプレイス」の考えを導入。共用部全エリアでの無線LAN利用を可能とするほか、屋上を共用施設として解放。サロンやライブラリーなど充実した共用施設を設置する。住戸は、1LDK~3LDK、専有面積41~143平方メートル。緊急地震速報を活用した防災システムや、IC個人認証システム等による4重のセキュリティチェックを導入する。

 1期135戸は、専有面積43~138平方メートル。販売価格は、4,980万円~2億6,480万円。平均坪単価は385万円。6月のモデルルームオープンから1,600組の来場者を得ている。

 1期販売を前に記者会見した、三井不動産レジデンシャル・五反田開発部長の佐藤 新氏は「当社はこの五反田・大崎エリアで、1999年竣工のゲートシティ大崎をはじめ、いくつもの再開発に携わってきた。都市再生特別緊急地域にも指定されている同エリアは、これから5年10年と姿が変わっていく。これからも、地域の皆さん、行政とともに、このまちの発展に寄与していきたい」と語った。


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