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地域貢献活動の一環として、家主向けセミナー開催/都宅協中野区支部

多くの来場者で満員となった会場の様子

 (社)東京都宅地建物取引業協会中野区支部は7日、賃貸住宅所有者を対象にした「不動産・お悩み解決公開セミナー~賃貸住宅の諸問題その対応策について~」を開催した。同支部が地域貢献活動の一環として企画し行政に働きかけ、中野区と共催で初めて開催したもの。

 セミナーでは、中野区の住宅総合計画方針について区から説明があったほか、不動産業界専門誌『月刊不動産流通』((株)不動産流通研究所発行)の記者が、取材活動を通じて知りえた賃貸住宅市場動向や不人気物件を人気物件に蘇らせた事例を紹介。また、弁護士が賃料滞納者への対応や建替えの際の入居者への対応等について解説した。

 同支部支部長の高橋 佐氏は、「満室稼動している物件がある一方、空室が続くものもあるなど賃貸住宅の人気は二極化し、少子化や法制を含め、賃貸住宅市場をとりまく環境は非常に厳しい。中野区は総住宅数の約6割が賃貸住宅という特殊な地域。住宅は生活の根本を支える基本要素で、オーナーのみなさんは地域の重要な役割を担っている。オーナーさんの賃貸住宅に関するお悩みを解決できるよう、われわれ宅建業団体が行政と協力して情報を提供することで、地域に貢献できれば」などと挨拶した。

 当日は、中野区長や中野区の住宅行政担当者のほか、定員を超える参加者が来場、盛況となった。今後、定期的に年数回実施する予定。


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