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首都圏の「分譲マンション賃料」、2ヵ月連続の上昇/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは14日、2009年12月の「三大都市圏・主要都市別 分譲マンション賃料月別推移」を発表した。同社に登録された分譲マンション(ファミリータイプ)の「月額募集賃料」を、行政区単位に集計・算出。平方メートル単価に換算したもの。

 同月の首都圏・分譲マンション賃料は、1平方メートル当たり2,674円で、前月比1.2%増と、2ヵ月連続で上昇。09年9月に2,600円台を回復して以来、最も高水準となった。

 賃料の上昇は、賃料水準の高い東京都の事例が相対的に増えたため。都県別では、東京都が3,150円(前月比1.0%増)、神奈川県2,068円(同0.0%)、埼玉県1,557円(同0.2%増)、千葉県1,540円(同1.5%増)と、いずれも上昇。しかし「前年同月比では神奈川県を除き下落しており、本格的な回復には至っていない」と分析している。エリア別では、東京23区が3,252円(同0.9%増)、横浜市2,203円(同0.2%増)、千葉市1,513円(同1.2%増)、さいたま市1,786円(同0.8%増)。

 一方、近畿圏は1,663円(同4.3%増)と3ヵ月連続の上昇。中部圏は1,583円(同1.2%増)と上昇に転じた。


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