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09年の既存住宅流通量、新築着工に匹敵/FRK調査

 (社)不動産流通経営協会(FRK)は19日、2009年の「FRK既存住宅流通量推計結果」を発表した。

 同協会が推計する「既存住宅流通量」は、建物売買による所有権移転個数をもとに、個人および法人によって取得され、所有権移転が行なわれた回数。これらについて、同年の新築着工総数との比較を行なっている。

 09年は、新築住宅着工数が78万8,000戸と大幅に減少。これに対し、既存住宅流通量は堅調に推移し、46万戸となった。その結果、既存住宅流通比率(既存住宅流通量/[新築着工総数+既存住宅流通量]:速報値)は、流通量が減じたにもかかわらず36.8%(08年比6.8ポイントアップ)と拡大した。

 また、既存住宅の流通量が、自己居住用の新築住宅着工数(新築住宅着工総数から賃貸住宅、給与住宅着工数を除いたもの)45万3,000戸とほぼ匹敵するような市場規模となったとしている。


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