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「マンション標準管理規約」の見直しへ検討会設置/国交省

 国土交通省はこのほど、「マンション標準管理規約の見直しに関する検討会」を設置。8月3日に、第1回会合を開く。

 「マンション標準管理規約」は、管理組合が各マンションの実態に応じて管理規約を制定・変更する際の参考として、1982年、旧・建設省が「中高層共同住宅標準管理規約」として作成したもの。その後、法令改正や環境変化を踏まえ、83年、97年、2004年に改正されている。

 同検討会では、主要検討事項として、(1)長期修繕計画の定義等の位置付け及び定期的な見直し、(2)執行機関(理事会等)の権限の明確化、(3)管理組合の役員の資格要件の取扱い等、(4)集会に欠席する区分所有者の議決権の委任状等の適切な取扱いの明確化等について審議。これらの審議を踏まえ、マンション標準管理規約の改正案を作成。パブリックコメントを実施したうえで、年内に同改正案をとりまとめる方針。

 委員は、穐山精吾氏(特定非営利活動法人全国マンション管理組合連合会会長)など11名。第1回会合では、同規約見直しに関する論点整理等を行なう予定。


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