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地方都市で需要掘り起こし分譲マンション事業は増収/サンシティ10年12月期第2四半期決算

 (株)サンシティは13日、10年12月期第2四半期決算を発表した。

 当期(10年1月1日~6月30日)の連結業績は、分譲マンション事業へ経営資源を集約すると共に販売管理費を大幅削減し、また、たな卸資産および不稼働資産の圧縮を進め、たな卸資産処分損15億1,400万円が発生するなどした結果、売上高82億200万円(前年同期比▲29.3%)、営業損失4億5,000万円(前年同期:営業損失44億1,200万円)、経常損失7億7,300万円(同:経常損失48億5,000万円)、当期純損失4億6,400万円(同:純損失52億2,200万円)となった。

 セグメント別に見ると、分譲マンション事業では、東日本の地方衛星都市を主体に潜在需要を掘り起こし、売上高は回復基調となり、73億1,900万円(前年同期比5.3%増)、営業損失6億9,100万円(前年同期:営業損失13億4,600万円)となった。

 不動産流動化事業では、新規物件開発は凍結し、たな卸資産の圧縮に努め、その一環として宮城県仙台市内の不稼働資産を売却、たな卸資産処分損として特別損失に計上したため、売上、営業損益とも計上していない。不動産賃貸事業は、安定的な賃貸収入の確保に努め、売上高4億1,100万円(前年同期比▲7.7%)、営業利益2億1,200万円(同▲16.2%)、その他事業は、売上高4億7,200万円(同▲29.4%)、営業利益5,700万円(同▲48.3%減)となった。

 通期の連結業績は、売上高203億9,900万円、営業利益9億9,800万円、経常利益4億2,900万円、純利益4億2,900万円を見込んでいる。


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