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在庫の早期販売、資産の圧縮に注力し黒字化/日本エスコン10年12月第2四半期決算

 (株)日本エスコンは13日、2010年12月期第2四半期決算を発表した。

 当期(10年1月1日~6月30日)の連結業績は、事業再生計画にもとづき在庫の早期販売および資産の圧縮を進め、また、1月の社債の買入消去により、社債買入消去益16億500万円を特別利益に計上するなど、売上高67億2,300万円(前年同期比▲38.5%)、営業利益6億900万円(前年同期:営業損失35億1,900万円)、経常利益1億6,400万円(同:経常損失43億8,200万円)、当期純利益17億4,000万円(同:当期純損失80億3,400万円)となった。

 セグメント別に見ると、分譲事業では、前期末在庫135戸を64戸に圧縮し、販売を促進した結果、売上高27億9,000万円(前年同期比▲61.1%)、営業利益1億5,800万円(前年同期:営業損失2億円)となった。

 不動産企画販売事業では、仲介案件などの売上を計上し、売上高2億3,200万円(前年同期比26.8%増)、営業利益1億4,500万円(前年同期:営業損失7億9,100万円)となった。

 不動産関連業務受託事業では、小型のコンサルティング業務を中心に、売上高1,400万円(前年同期比▲83.1%)、営業利益1,000万円(同▲62.3%)となった。

 アセット開発事業では、資産の圧縮に注力、福岡春日プロジェクトでの戸建エリアの一部売却、神奈川県厚木市でのアセット開発物件の売却を行なったほか、保有物件の賃料収入などにより、売上高36億8,400万円(同15.5%増)、営業利益5億4,800万円(前年同期:営業損失22億6,200万円)となった。

 通期の連結業績は、売上高222億円、営業利益15億円、経常利益8億円、純利益24億円を見込んでいる。


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