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都市の狭小敷地建替え実売モデル「街かどヘーベルハウス西小山」を建設/旭化成ホームズ

「街かどヘーベルハウス西小山」外観

 旭化成ホームズ(株)は、都市の狭小敷地における3階建て賃貸活用対応型二世帯住宅の実売モデルとして「街かどヘーベルハウス西小山」(東京都目黒区、以下、街かど西小山)を建設、1月8日より一般公開する。

 今回オープンする「街かど西小山」は、東急目黒線「西小山」駅徒歩3分の立地で、重量鉄骨システムラーメン構造3階建て、敷地面積107.69平方メートル、延床面積187.10平方メートル。
 同社が都市における営業拠点として、込み合った住宅地に敷地を購入して建設した。都市の狭小敷地の建替えにおいて、多く想定されるニーズに合わせて、「3階建て」「二世帯同居」「賃貸活用」という要素を盛り込み、将来的にはそのものを建売住宅として販売できる実売モデルを設計した。

 環境配慮住宅として、独自のシミュレーションシステムを使って、採光や通風を計算し、設計に反映。屋上緑化や、ピロティ脇や窓前の壁面緑化を採用し、都市の限られた敷地において少しでも自然の緑に親しむ暮らしを促進している。
 また、従来から東京電力(株)が提唱する「太陽光発電」と「エコキュート」を組み合わせた「ツインソーラー」に、「太陽熱集熱器」を加えた「トリプルソーラー」を設置するなど、実売ベースの先端技術を多数採用している。

 さらに、実際に建設した間取り、設備を前提に、独立二世帯住宅として生活した場合の各世帯における光熱費、環境負荷をシミュレーション。総合住宅展示場や自社施設内の実験棟とは異なり、実際の生活における光熱費やCO2排出量の測定も可能となっている。
 将来的な一般顧客への売却の際にはモニター契約による実証実験協力依頼なども検討する予定。


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