大和ハウス工業（株）は2月4日より3階建木造戸建住宅「xevo SORA（ジーヴォソラ）」を発売する。
同商品は、同社オリジナルの外壁システム「外張り断熱通気外壁」を採用し、耐久性と省エネルギー性を高めることで、「住宅エコポイント」に対応し、「長期優良住宅」認定制度に標準仕様で適合する「xevo」シリーズの新商品。
同社の実施した調査によると、建替えは新築に比べて土地の条件が厳しいなどの事例が多く、また、30歳代の建替え世帯の特徴として「予算」や「デザイン」を重視するということが判明したため、同商品では、厳しい土地の条件での建替えを検討している顧客や、2階建てでは手狭だが、3階建てでは予算が合わない顧客をターゲットとし、コストパフォーマンスに優れた商品とした。
「爽快・3想の家」をテーマに、小屋裏空間を「あと一部屋」として生かすことで、“居心地よく暮らしたい”“家族の絆を深めたい”“ご近所との縁をつなぎたい”という想いをかなえるゆとりの住まいを提案していく。
具体的には、小屋裏空間を利用することで、3階建てでありながら外壁面積の増加を最小限とし、同シリーズの2階建て商品と同程度の価格での提供を可能にした。また、同条件の2階建てとの比較でも室内空間を1.25倍確保できる仕様としている。
また、3階の小屋裏空間を「ゆとりの間」とし、従来の狭くて暗いイメージを持つ小屋裏スペースを最大限活用することで、居室として十分な空間を確保。開口部を大きく設けることでゆとりのある快適な居住空間を実現する。
また、法的規制をクリアするために建物の高さを10m以下とし、外観タイプでは居住スペースを最大限確保できる9寸勾配屋根「ゲーブル（切妻）タイプ」と、法的に3階建ての建築不可な地域や規制が厳しい地域でも効率よく対応できる12.5寸勾配屋根の「ガンブレル（腰折れ切妻）タイプ」の2つのタイプを提案する。
販売価格は、モデルプラン（165.60平方メートル）で税込み2,498万円（坪単価49.8万円）。販売地域は関東地方・近畿地方・中部北陸地方・中四国地方・九州地方（一部地域を除く）、販売目標は年間180棟をめざす。