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11年の分譲マンション平均賃料、東京都で5年ぶりに単価3,000円割れ/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは12日、2011年の三大都市圏(主要都市別)における分譲マンション賃料年別推移を発表した。

 首都圏分譲マンションの1平方メートル当たり年間平均賃料は、2,588円(前年比▲0.9%)。09年まで、東京都心部の賃料高騰に伴い上昇基調で推移していたが、その後の景気悪化によって10年以降はピークアウトしており、東京都は2,972円と5年ぶりに単価3,000円を割り込んだ。周辺3県は、神奈川県2,032円(同▲0.6%)、埼玉県1,629円(同0.5%増)、千葉県1,586円(同0.6%増)と、比較的安定した推移を示している。

 都市圏別にみると、東京23区は3,062円(同▲2.6%)とピーク時から1割程度低下。そのほかの都市は、横浜市2,171円(同▲0.9%)、千葉市1,548円(同4.3%増)、さいたま市1,793円(同▲1.7%)と安定推移、ミニバブルの影響が強かったのは東京都心部のみだった。

 近畿圏の価格は1,729円(同2.4%増)と上昇、中部圏は1,494円(同▲1.6%)と下落した。都市圏別では、大阪市1,966円(同0.2%増)、神戸市1,831円(同3.8%増)と、ともに賃料水準を維持。名古屋市は1,599円(同▲1.7%)となった。


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