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住宅の購入、「買い換え」が約3割/リクルート調査

 (株)リクルートの調査研究機関であるSUUMOリサーチセンターは、「『住宅購入・建築検討者』調査(2023年)」の結果を発表した。過去1年以内に住宅購入・建築、リフォームについて具体的な行動を取った、首都圏、関西、東海、札幌市、仙台市、広島市、福岡市在住の20~69歳の男女を対象に調査した。有効回答数は7,223人(集計対象:4,240人)。

 住宅取得経験については、「初めての購入、建築」が63%を占めた。また「買い換え」は29%で、19年以降最も高い結果となった。エリア別に「買い換え」の割合をみると、特に首都圏(29.6%)と関西(30.4%)で他エリアよりも高いことが分かった。また、札幌市と仙台市以外で、20年以降最も高い結果となった。

 検討している住宅の種別は、「注文住宅」が最も高く56%。「中古一戸建て」(31%)と「リフォーム」(16%)は、それぞれ19年以降で最も高い結果となった。また、全体と比べて「中古一戸建て」と「リフォーム」については、二次取得者による検討率が高かった。

 一戸建て・集合住宅の意向は、「一戸建て希望」が58%、「集合住宅希望」が22%となり、22年と比べると一戸建て希望が減少。また、「どちらでもよい」(20%)が増加していることが分かった。

 新築・中古の意向については、新築希望は64%、中古希望は9%。22年と比べると新築希望がやや減少、「どちらでもよい」が増加した。


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