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首都圏の居住用賃貸成約数、法人需要の後ずれ等で大幅増/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は26日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2011年12月期の首都圏の居住用賃貸市場動向を発表した。

 同月の首都圏の居住用賃貸物件登録数は、24万4,251件(前年同月比19.5%増)。1平方メートル当たりの登録賃料の平均は、賃貸マンションが2,490円(同▲5.3%)と8ヵ月連続のマイナス、賃貸アパートが2,000円(同▲4.3%)と15ヵ月連続のマイナスだった。1戸当たりの平均では、賃貸マンションが9万4,900円(同▲4.0%)で7ヵ月連続のマイナス、賃貸アパートが6万400円(同▲0.7%)で20ヵ月連続のマイナスとなった。

 成約件数は1万6,148件(同9.9%増)。秋の法人需要の後ズレ、新築物件の増加が寄与し、再び増加に転じた。12月の成約数が11月を上回ったのは、92年の調査開始以来初めて。23区がマンション11.4%増、アパート23.6%増の7,494件(同14.1%増)と、とりわけ好調だった。

 また、1平方メートル当たりの成約賃料の平均は、賃貸マンションが2,460円(同▲6.5%)と7ヵ月連続のマイナス、賃貸アパートが2,030円(同変動なし)だった。1戸当たりの平均では、賃貸マンションが9万1,800円(同▲7.3%)と7ヵ月連続のマイナス、賃貸アパートが6万2,500円(同▲0.6%)と12ヵ月連続のマイナスとなった。


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