不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は30日、同社のネットワークにおける2012年9月期の首都圏新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格データを公表した。
調査対象物件は、登録物件が新築戸建8,174件、中古マンション1,325件。成約物件が新築戸建1,769件、中古マンション383件。
新築戸建の平均登録価格は、1戸当たり3,188万円(前年同月比▲3.0%、前月比1.3%上昇)と、前年同月比では8ヵ月連続マイナス、前月比は再びプラスとなった。
成約価格は1戸当たり3,160万円(同▲0.4%、同▲2.2%)と、前年同月比・前月比とも再び下落に転じた。これは、東京23区で高額エリアの成約がふるわなかったことや、低額物件の多い千葉県の成約が増加したことが要因。一方、神奈川県は県内でも価格水準の高い横浜市の成約が好調で、3ヵ月連続の上昇となった。
なお、首都圏平均の前月比も再び下落、成約価格の平均は再び登録価格の平均を下回った。
中古マンションの平均登録価格は、1戸当たり2,135万円(同▲3.6%、同3.9%増)。平均成約価格は2,005万円(同▲4.3%、同1.5%増)と、前年同月比では3ヵ月連続のマイナスに。成約の多い東京23区で2,000万円未満の物件の割合が回復するなど、低価格指向が強まっていることが要因。