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「大手町連鎖型都市再生プロジェクト」第3次事業に着手/三菱地所

A棟外観イメージパース
B棟外観イメージパース

 三菱地所(株)は15日、大手町連鎖型都市再生プロジェクト第3次事業(東京都千代田区)への参画と事業着手を発表した。

 同社が手掛ける、丸の内再構築「第2ステージ」第6弾プロジェクト。旧大手町合同庁舎1、2号館跡地を種地として活用し、(独)都市再生機構の施工による区画整理事業の換地の手法を用い、場所を変えながら複数回にわたり連続的な建て替えを行ない、国際的なビジネス拠点としての大手町地区の再生を目指す。

 第3次事業の対象地は、公庫ビル、日本政策投資銀行本社ビルなどの跡地約1万1,200平方メートルで、ビル2棟(合計延床面積約20万5,000平方メートル)を建設する。A棟(事務所棟)は、地上31階地下4階建て、B棟(宿泊施設棟)は地上18階地下3階建て。東京メトロ丸の内線など5路線乗り入れの「大手町」駅と直結する。

 事務所棟は、1フロア約4,200平方メートルと大手町エリア最大級のオフィス空間を実現する。また、国際競争力強化を目的に、海外企業のビジネス開発支援・誘致をワンストップで実施する「(仮称)海外企業等支援センター」を整備する。

 B棟の宿泊施設は、日本旅館運営に実績のある(株)星野リゾートが運営。敷地内を掘削して温泉を引き、おもてなし文化を象徴した日本旅館を開設する。

 事業施工期間は、2014年度~16年度の予定。


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