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JPタワーの商業施設「KITTE」、21日にオープン/日本郵便

商業施設「KITTE」内観。98店舗が出店する
JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」。床や柱は旧東京中央郵便局舎のものを使用している
旧東京中央郵便局長室。窓からは東京駅丸の内駅舎が眺められる

 日本郵便(株)は18日、21日にオープンするJPタワー(東京都千代田区)の商業施設「KITTE(キッテ)」ほか、低層棟部分を報道陣に公開した。

 「KITTE」は、JPタワー(地上38階地下4階建て)の低層棟(地下1階~地上6階)にある、同社が初めて手掛ける商業施設で、店舗面積は約9,400平方メートル。低層棟は、昭和モダニズムを代表する歴史建築として知られた旧東京中央郵便局舎(1931年竣工)の外観を生かした5階層のビルで、建物の一部を保存・再生している。

 「東京」駅に地下で直結。地下1階から地上6階までの7フロアに98店舗(物販71店舗、飲食27店舗)が出店する。地下1階は、全国各地から人気店34のショップが集まった「KITTE GRANCHE(キッテ グランシェ)」が、伝統の味や限定商品を提供。1階には飲食・物販店舗、2~4階にはファッション・生活雑貨店舗やビューティーサロンが出店。5・6階はレストランフロアとした。

 このほか低層棟には、2・3階に、東京大学と同社の産学連携プロジェクト、JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」がオープン。東京大学が長年にわたって収集した学術標本や研究資料などを常時展示する。4階には、歴史を継承する空間として、旧東京中央郵便局長室を設置。壁の木羽目板や廊下側の建具などは、創建当時の仕上げ材をいったん取り外し、補修・修理をした上で元の位置に取り付けている。

 また4・5階には、「JPタワー ホール&カンファレンス」を設置。3分割できる600平方メートルの多目的ホールをはじめ、複数のカンファレンスルーム、ミーティングルームを備え、さまざまな会合に利用できる。6階の屋上エリアには、1,500平方メートルの庭園「KITTEガーデン」を設置した。


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