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東京23区の大規模オフィスビル、今後5年間の供給量は過去平均を下回る/森ビル調査

 森ビル(株)は22日、東京23区の大規模オフィスビル市場動向調査を発表した。1986年以降竣工の23区内にある延床面積1万平方メートル以上のオフィスビルを対象に、12月末時点で一般に公表されている情報を基に、各計画について現地調査ならびに聞き取り調査を行なったもの。

 23区大規模オフィスビルの今後5年間の供給量は年間85万平方メートルで、過去平均(105万平方メートル)を下回る見込み。2013年の供給量は58万平方メートルと見込まれ、過去平均の約55%という低水準。
 また、都心3区の今後5年間の供給量は62万平方メートルで、過去5年の平均値(56万平方メートル)を上回るものの、03~07年平均の107万平方メートルは下回る。13年は、54万平方メートルとなる見込み。

 一方、新規需要については、12年が139万平方メートル(前年比50%増)となるものの、供給量(175万平方メートル)を下回り、12年末の空室率は7.8%(同0.9ポイント上昇)となる。都心3区については、12年の新規需要は78万平方メートル(同278%増)だが、供給量(97万平方メートル)を下回り、空室率は6.5%(同0.8ポイント上昇)とやはり上昇する。


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