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「一生賃貸派」と「持ち家派」、年収は大差なし/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は9日、「一生賃貸派と持ち家派」の意識調査についての結果を発表した。

 首都圏(1戸3県)在住の20~40歳代、既婚者で子供がいるサラリーマンを対象に、「一生賃貸住宅に住み続けたい」という“一生賃貸派”と「現在持ち家に住む」という“持ち家派”それぞれ300名にインターネットで調査したもの。

 個人年収については、“一生賃貸派”は平均655万円、“持ち家派”は平均671万円となった。世帯年収は“一生賃貸派”が平均753万円、“持ち家派”が平均772万円となり、収入にはそれほど大差がないことがわかった。
 また、「賃貸」、「持ち家」の理由についての問いでは、“一生賃貸派”の1位は「住み替えやすい」(46票)となり、「災害やローン等のリスクが少ない」(34票)、「気楽/購入は面倒」(31票)等の理由が挙がった。
 一方、“持ち家派”は「資産になる」(62票)、「自由にできる」(61票)、「所有する安心感」(52票)等が上位を占め、リスクが少なくて自由で気楽な点か、資産として自分のものになるか、のどちらかが選択のポイントとなっていることがわかった。
 
 また、「賃貸に住み続けることと持ち家を買うことは、どちらが得か?」を聞いた問いでは、“一生賃貸派”の77%が「賃貸住宅」と回答。“持ち家派”についても88%が「持ち家」と回答しており、それぞれ自分の選択が方が得だと考えていることが明らかとなった。


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