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平成24年度の民間住宅ローン、新規貸出額は5%増の16兆3,150億円/国交省調査

 国土交通省は14日、「平成25年度 民間住宅ローンの実態に関する調査」結果を公表した。平成25年10~12月に、住宅ローンを供給している民間金融機関を対象に調査、1,386件の回答を得た。

 平成24年度の個人向け住宅ローンの新規貸出額は16兆3,150億円(前年度比5.6%増)、同年度末の貸出残高は127兆5,993億円(同2.9%増)となった。新築住宅の建設・購入における新規貸出額は4兆7,065億円(同3.1%増)。ほかの住宅ローンからの借換え実績は、新規貸出額が1兆8,991億円(同8.2%減)となった。

 新規貸出額を金利タイプ別にみると、変動型金利型が58.0%(同3.5ポイント増)でトップ。固定金利期間選択型は26.8%(同1ポイント減)となった。固定金利期間選択型では、10年が61.2%(同1.7ポイント増)となり、次いで3年21.1%(同0.8ポイント減)、5年9.5%(同2.5ポイント減)、2年3.0%(同1.0ポイント増)となった。

 また、賃貸住宅の建設・購入に係る融資(アパートローン)の平成24年度の新規貸出額は、1兆7,383億円(同9.9%増)、貸出残高は18兆2,967億円(同2.1%増)であった。


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