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住まいの買いどき感、先行きの不透明感で低下傾向/リクルート住まいカンパニー調査

 (株)リクルート住まいカンパニーは7日、「『住まいの買いどき感』調査(2014年3月度)」結果を発表した。一般消費者の「住宅の買いどき感」の実態を把握する目的で、3ヵ月に一度実施しているもの。調査期間は3月24~29日、有効回答数は5万8,195。

 「今が住宅の購入・建築・リフォームするタイミングだと感じている」と回答した人は15.8%で、前回調査(13年12月度)から2.9ポイント減少したことが分かった。

 「買いどき」と感じる理由のトップは、前回調査と同様「今後、消費税率の引き上げがあるから」(29.7%)だったが、前回に比べ13.9ポイント減少。同社は「8%への消費税アップ前の駆け込み意識が一段落した」とみている。2位以下は、「景況感が上昇しているから」(20.9%)、「住宅価格が上昇しそうだから」(20.1%)。

 検討している内容別に買いどき感をみると、「現在の持ち家住宅の大規模リフォーム」検討者が50.3%でトップ。「現在の持ち家一戸建ての建て替え(注文住宅)」検討者(43.1%)、「リフォームしていない中古マンションの購入(購入直後に大規模リフォームをする)」検討者(41.0%)と続いた。

 一方、「今が『買いどき』」と感じていない理由は、「期待感だけで実態が良くなっているわけではないから」(22.1%)が最も多く、前回と比較して1ポイント増加。「先行きの不透明感がまだ強いから」(21.8%)が2位で、前回比2.2ポイントの増加となった。


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