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末永照雄新会長が抱負。「公益財団として“四方よし”の姿勢を」/日管協

「われわれは公益財団として、貸し主、借り主、事業者、地域の“四方よし”となるよう取り組んでいきたい」などと抱負を述べた末永新会長

 (公財)日本賃貸住宅管理協会は18日、新会長就任会見を開催した。

 新会長に就任した末永照雄氏((株)アミックス代表取締役会長)は、「近江商人の“三方よし”という言葉があるが、われわれは公益財団として、貸し主、借り主、事業者、地域の“四方よし”となるよう取り組んでいきたい。また、賃貸住宅管理業者登録制度の法制化と賃貸不動産経営管理士の国家資格化は、最大のミッション。学識経験者や弁護士、消費者代表をメンバーに特別委員会を立ち上げ、実現の可能性を探っていく」などと抱負を語った。

 また、物件管理から資産管理への転換について触れ、引き続き相続支援コンサルタントの普及・拡大に努めるとし、「今後は収益分析や計画的な修繕等のスキルが管理会社に求められる」ことを強調した。

 そのほか、重点テーマの1つである「個人住宅の空き家流通・管理の研究」については、「戸建て賃貸、DIY型賃貸は、有望なマーケットと注目しているが、人口が集中する都市部と地方とでは需要が異なる。市場に流通させる方法をブロックごとで検討していきたい」と述べた。

 末永会長は1956年生まれ。1978年(株)アミックス入社、87年同社代表取締役社長に就任、97年より現職。2001年同協会理事に就任後、常務理事を10年間務めた。


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