不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

全国1万5,750棟でアスベスト露出/国交省調査

 国土交通省は28日、建物防災週間(2014年3月1~7日)に実施した各種調査の結果を公表した。春と夏の年に2回実施しているもので、調査は「民間建築物における吹付けアスベスト」などについて、地方公共団体から建築物所有者に報告を求める形で実施した。

 アスベストについては、調査対象は1956~89年までに施工された、おおむね延床面積1,000平方メートル以上の民間建築物27万910棟。報告があった23万4,169棟のうち、アスベストが露出して吹き付けられている建物は1万5,750棟(前回調査:1万5,972棟)、指導により対応済み1万1,107棟(同1万1,205棟)、対応予定973棟(同972棟)となった。

 同省では今後、吹き付けが露出している建築物の所有者に対して対策を求めるよう、地方公共団体に要請する。報告のなかった所有者に対しては継続調査を求めていく。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら