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福岡県で初の単独開発物流施設が竣工/三菱地所

「ロジクロス福岡久山」外観

 三菱地所(株)は10日、同社が初めて単独で開発を進めてきた物流施設「ロジクロス福岡久山」(福岡県糟屋郡)が竣工したと発表した。

 同物件は、九州自動車道「福岡IC」から約3.3km、博多港から約11km、福岡空港から約13km圏内に立地。敷地面積1万8,136.90平方メートル、延床面積4万2.89平方メートル。柱は鉄骨鉄筋コンクリート造、梁は鉄構造地上4階建て。

 3階バースまでトラックが自走可能なスロープを設け、1階・3階に大型トラックが着床可能なトラックバースを設置。天井高や床荷重などを最新の物流施設が備える汎用性の高い仕様とした。貸付区間を4区画まで分割対応可能とし、貸付区画ごとに荷物用エレベーターおよび垂直搬送機を設置した。その他、24時間対応の非常用発電機を導入しBCP対策にも対応。今後、屋根上に最大出力約0.7MWの太陽光パネルを設置することで、再生可能エネルギーを活用した環境負荷の低減や遮熱効果による最上階の庫内温度の上昇の抑制を図る方針。

 なおこれらの点が評価され、「DBJ Green Building認証制度」において、5段階中2番目の「極めて優れた『環境・社会への配慮』がなされたビル」に認証された。


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