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投資用1棟アパートの表面利回り、14年最低値から回復/ファーストロジック調査

 (株)ファーストロジックは4日、2014年11月期「投資用不動産の市場動向調査」結果を発表した。11月中に、同社が運営する不動産投資サイト「楽待」に新規掲載された物件、問い合わせのあった物件の取引状況を調査したもの。

 投資用1棟アパートは、新規掲載物件の表面利回りが9.88%(前月比0.18ポイント増)と、14年の最低値となった前月から上昇。問い合わせ物件の表面利回りも12.01%(同0.15ポイント増)と上昇した。新規掲載物件の価格は6,733万円(同200万円減)、問い合わせ物件の価格は5,113万円(同133万円減)といずれも下落。

 投資用1棟マンションは、新規掲載物件の表面利回りが8.63%(同0.77ポイント減)と下落するも、問い合わせ物件の表面利回りは11.15%(同0.38ポイント増)と上昇。物件価格は、新規掲載物件が1億8,622万円(同105万円増)と上昇、問い合わせ物件は1億5,301万円(同1,219万円減)と下落した。

 投資用区分マンションは、新規物件の表面利回りが8.89%(同0.01ポイント減)、問い合わせ物件の表面利回りが10.69%(同0.40ポイント減)といずれも下落。物件価格は、新規掲載物件が1,255万円(同76万円増)と上昇するも、問い合わせ物件の価格は967万円(同19万円減)と、わずかに下落した。


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