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違法貸しルーム、建基法違反は1,148件/国交省調査

 国土交通省は30日、国および地方公共団体に通報があった「違法貸しルーム」の、2014年12月31日時点の立ち入り調査結果などを公表した。

 調査対象物件数は1,953件(前回比1件減)、このうち調査中は555件(同46件減)。建築基準法違反が発覚したのは1,148件(同38件増)、違反なしは82件(同1件増)だった。

 違反が判明した物件のうち、是正指導中は1,133件(同41件増)、是正済みは80件(同12件増)。調査開始時点で閉鎖もしくは別の用途だったものは168件(同6件増)となった。

 違反の内容は、非常用照明装置関係が864件(うち是正36件)で最多。防火上主要な間仕切壁関係が617件(同24件)、採光関係371件(同11件)、竪穴区画関係・排煙設備関係・建基法関係条例違反などが990件(同48件)。

 なお、最も調査対象物件が多いのは東京都で、対象物件数は1,501件。調査中の物件は406件、同法違反物件は944件、うち是正指導中は876件となった。


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