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東京都心5区空室率さらに改善。募集賃料も上昇/三幸エステート調査

 三幸エステート(株)は12日、2015年1月末時点の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京23区、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市)の大規模ビル(基準階床面積200坪以上)マーケットのデータをまとめた。

 東京都心5区のオフィスマーケットは、空室率3.71%(前月比0.28ポイント低下)、1坪当たりの募集賃料1万9,463円(同494円上昇)。空室率の改善は5ヵ月連続。募集面積は49万1,756坪(同1万6,594坪増)だった。

 企業収益の拡大傾向を背景にオフィスの移転・内部増床ニーズが顕在化。同社は「マーケットの回復感は強い。募集賃料が500円近く上昇するのは08年以来であり、成約賃料だけでなく、募集賃料にも強い回復傾向が見られてきた」(同社チーフアナリスト・今関豊和氏)と分析する。

 全国6大都市の空室率は東京23区4.2%(同0.4ポイント低下)、札幌市6.5%(同0.5%上昇)、仙台市10.6%(同0.5%上昇)、名古屋市5.8%(同0.1ポイント上昇)、大阪市7.0%(同変動なし)、福岡市5.1%(同0.3ポイント低下)となった。


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