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大手デベ6社初のJV、東京・豊洲の「SKYZ TOWER & GARDEN」が完成/三井不レジ他

「SKYZ TOWER & GARDEN」外観
44階には、「ビューラウンジ」を2ヵ所開設。東京湾岸の眺望が楽しめる
フィットネスやプールも完備
屋上に設けられた「スカイラウンジ」。屋上には天体観測ドームも設置されている

 三井不動産レジデンシャル(株)など大手ディベロッパー6社が共同で開発を進めてきた分譲マンション「SKYZ TOWER & GARDEN」(東京都江東区、総戸数1,100戸)が完成。3月2日の入居開始を前に、12日報道陣に公開された。

 同物件は、東京メトロ有楽町線「豊洲」駅下車徒歩12分、ゆりかもめ「新豊洲」下車徒歩5分に立地。建設地である豊洲3-2街区は、東京電力の火力発電所跡地。敷地面積約2万1,000平方メートル。

 建物は、地上44階建て。延床面積約14万1,000平方メートル。海に面した角地という立地を生かすため、トライスターデザインを採用。「より多くの住戸でパノラマチックな眺望を楽しめる環境」(三井不動産レジデンシャル都市開発二部開発室主任・野田大輔氏)を実現した。さらに8mという柱スパンを実現したことで、開口部の柱を減らし、よりダイナミックな眺望も実現している。

 トライスターデザインにより生まれた敷地空間には、約2,200本の植樹を実施。約46%を緑地空間に仕上げるなど環境対策に注力したことで「CASBEEまちづくり」Sランク認証と、(公財)都市緑化機構の「都市開発版『SEGAS』つくる緑」認定を、日本のマンションで初めて同時に取得した。

 共用部も、フィットネスやプール、パーティールームなど充実の施設を整備。43階にはすべてコンセプトが異なるゲストルームを4室用意し、最上階には2つのビューラウンジ、屋上にはスカイラウンジと、眺望を存分に楽しめるスペースを多数用意した。屋上には、マンションではほとんど例がない天体観測ドームも備えられている。これらの共用部は、隣接地で開発が進む2016年7月竣工予定の「BAYZ TOWER & GARDEN」(総戸数550戸)の共用施設と共に、両物件の入居者が相互利用する。

 「SKYZ TOWER & GARDEN」は13年7月より登録を開始し、14年3月31日に全戸完売した。住戸は、専有面積53.24~130.92平方メートル、間取りは1LDK~4LDK。価格は3,568万~1億3,998万円で、最多価格帯は5,500万円。資料請求は約2万件、モデルルーム来場者数は5,000組を超えるなど、販売活動は好調に推移したという。

 同社都市開発二部営業室室長の加藤仁朗氏は、「各地へのアクセス、眺望、充実の共用施設など、充実した都心ライフを実現できる要素を多数盛り込んだ物件」と力強く語った。

 なお、「BAYZ TOWER & GARDEN」は、最終期(35戸)の登録を13日より開始する予定。


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