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「ラゾーナ川崎東芝ビル」などが第4回日本不動産ジャーナリスト会議賞受賞

 日本不動産ジャーナリスト会議(REJA、代表幹事:阿部和義氏)はこのほど、第4回「日本不動産ジャーナリスト会議賞」の選定結果を発表した。

 選考委員会(委員長・三橋博巳資産評価政策学会会長・前日本不動産学会会長)により「プロジェクト賞」4件と「著作賞」1件の計5件が選定された。

 「プロジェクト賞」を受賞したのは、NREG東芝不動産(株)による建築費が坪50万円台という低コストの環境配慮型オフィスビルの「ラゾーナ川崎東芝ビル」。川崎地区でのテナント賃料負担限度額が、月額坪単価で1万円半ばというユーザーニーズを踏まえ、コストを抑えて免震ビルを実現させたことが評価された。また、三井不動産(株)の「『柏の葉スマートシティ』の街づくり」は、公・学・民連携で、住宅・商業・オフィス・ホテル等の都市機能を集積したスマートシティとして形を整え本格稼働させたことに加え、今後のまちづくり戦略を同時に提示し、スマートシティのリーディングプロジェクトとしてグローバル展開を展望していることが評価されての受賞となった。
 そのほか、(株)長谷工リフォーム、エステート鶴牧4・5住宅管理組合、(独)住宅金融支援機構による「多摩ニュータウン『エステート鶴牧4・5』改修事業」、パナソニック(株)、パナホーム(株)の「『Fujisawaサスティナブル・スマートタウン』の街づくり」が受賞した。

 「著作賞」では、(株)不動産経済研究所の「全国マンション市場40年史」が受賞。個別マンション事例を基礎とした月別・地域別の販売・価格動向が景気指標として頻繁に官庁、マスコミ等で引用されるたけでなく、首都圏・近畿圏の月別市況データが、住宅建設関連の市況動向を裏付ける基礎データとして各方面に広く活用されている点などが評価された。


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