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中古マンション価格天気図、上昇傾向が弱まる/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは23日、2015年3月の「中古マンション価格天気図」を発表した。47都道府県のファミリータイプ中古マンション流通事例価格を70平方メートルに換算して集計し、その価格変動を天気マークで表示したもの。価格が上昇傾向にある場合は「晴」、下落傾向の場合は「雨」と表記している。

 同月の「晴」は11地域(前月12地域)と減少し、「雨」は0地域(同2地域)となった。2009年1月の調査開始以来「雨」がゼロになったのは初めて。「小雨」は12地域(同8地域)に増加、「薄日」は13地域(同14地域)に減少、「曇」は11地域(同1地域)と変化がなかった。
 地域別では、北陸新幹線開通の影響が強く出ており、富山県、石川県がともに「晴」に。また、東京都、大阪府、愛知県も「晴」だった。

 前月から天候が改善したのは8地域(同13地域)、横ばいが28地域(同29地域)といずれも減少。一方、悪化は11地域(同5地域)と急増。全国的にみると上昇地域と下落地域がはっきりと分かれ、悪化地域が増えて、上昇に勢いが弱くなっていることがみてとれた。

 天気図の詳細は同社公表資料を参照。


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