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元住吉で初のコミュニティ型賃貸住宅竣工/東急電鉄

「スタイリオ元住吉II」外観
1K(28.50平方メートル)とコンパクトプランではありながら、L型とすることで、寝室とリビング・ダイニングをカーテンなどで仕切ることが可能
1階の共用ラウンジは入居者、施設利用者、近隣住民の交流拠点となることを目指す

 東京急行電鉄(株)は18日、賃貸住宅「スタイリオ」シリーズ第18弾目「スタイリオ元住吉II」(川崎市中原区、総戸数63戸)を報道陣・関係者に公開した。

 同社社有地を活用したもので、敷地面積1,468.00平方メートル。東急東横線「元住吉」駅徒歩7分に立地。鉄筋コンクリート造地上6階建て、延床面積3,288.61平方メートル。

 同社のシェアハウスシリーズ「スタイリオウィズ」などの実績から、賃貸暮らしにおける交流が重視されていることなどを踏まえ、同社として初めて賃貸住宅に共用ラウンジを設置。対面キッチン、大型テーブル、ワークスペースを備え、入居者は無料で自由に使用することができる。
 1階には、社会的需要の高いデイサービス「オハナ元住吉」(7月1日開業予定)、川崎認定保育園「みらいっこぷち」(6月1日開業)が入居。「介護と保育は相性が良い上に、両施設の利用者と入居者が共用ラウンジなどを活用して、多世代・多世帯の交流が生まれることを期待している」(都市創造本部運営事業部営業三部住宅資産課マネージャー・井上惠太氏)とした。今夏には保育園主催の夏祭りを開催予定で、入居者や近隣住民も参加する予定。

 建物東側は同社車両基地、西側は低層住宅地となっており、近隣に高層の建物がないのも利点となっている。

 住戸は間取りが1R~2LDK。ハイサッシ、広い間口、L型リビングなど、設計に工夫をこらした全21タイプと、豊富なバリエーションを用意した。専有面積は24.05~61.29平方メートル。賃料は8万1,000~16万8,000円(別途管理費7,000~1万円)。6月初旬から募集開始しており、現在は全体の46%が申し込み済みで、1LDK、2LDKはすべて埋まっている状態。申込者は2人世帯が中心で、特に共用ラウンジなどを高く評価しているという。


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