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アジアの商業不動産ストック、5.1兆ドルに/DTZ調査

 商業不動産サービスのDTZは16日、世界の商業用不動産投資に関するレポートを発表した。

 2014年末時点の世界の投資家が保有する商業不動産ストックは13兆6,000億米ドル(前年比5%増)となり、過去最高を更新した。このうち、アジアの商業不動産ストックは5兆1,000億米ドル(同10%増)に上った。前年よりも21%増加した中国が牽引しており、中国を除いた他のアジア地域の伸び率は1%程度だった。

 日本は前年比6%減、円安の影響を受けて低調だったものの、日本円ベースでは2%増となっている。オーストラリアも同様で、米ドルベースでは2%増にすぎなかったものの、豪ドルベースでは9%増となった。

 15年の世界の不動産取引額は豊富な投資資金が押し上げ、7,710億米ドル(同21%増)になると予想。都市別では、アジアの好調が反映され、トップ15都市のうち5都市をアジアの市場が占めた。ロンドン中心部が350億米ドルでトップに。東京は200億米ドルで4位となった。


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