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自己資金でリフォームする堅実派が大半/LIXIL調査

 (株)LIXILは17日、「“住宅リフォーム事情とリフォーム資金”に関する意識調査」結果を発表した。全国に住む20~69歳の住宅リフォームを実施・検討している男女517名が対象。3月21日にインターネット調査を実施した。

 リフォーム検討者に準備している自己資金について尋ねたところ、平均176万3,000円という結果に。また、検討者が考える費用の相場は、100万円以上200万円未満が25.4%で最多、50万円以上100万円未満が23.8%で、50万~200万円が約半数を占めるボリュームゾーンとなった。
 一方、リフォーム経験者が実際に準備した自己資金は平均249万1,000円。検討者が準備している金額を上回る結果となった。リフォームした場所の上位は、浴室(52.4%)、トイレ(51.2%)、キッチン(47.0%)。

 検討者にリフォーム資金が自己資金を超えた場合の工面方法を聞くと、「リフォームローン」の利用を検討する人が30.8%となり、「親族から借りる」(17.8%)、「退職金を前借りする」(2.2%)などを上回る結果に。自己資金を超えた場合の工面方法については、全体の79.8%が「自己資金を超えなかった」と回答した。

 リフォームを行なう際に最も悩んだことについては、経験者は「リフォームの見積もりが適正かどうか分からない」(22.3%)、検討者は「リフォーム資金を確保すること」(29.7%)がそれぞれトップに。

 また、自宅以外のリフォームでは、経験者の18.7%、検討者の35.1%が、両親の家のリフォームを検討していることが分かった。


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