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7月の物流施設空室率、東京圏・関西圏ともに低下/一五不動産情報サービス調査

 (株)一五不動産情報サービスは8月31日、2015年7月期の「物流施設の賃貸マーケットに関する調査」結果を発表した。延床面積または敷地面積が1万平方メートル以上の賃貸物流施設を四半期ごとに調査しているもので、対象は東京圏252棟、関西圏61棟。

 東京圏の空室率は2.3%(前期比1.2ポイント低下)。新規供給14万1,000平方メートルに対し、新規需要はそれを大きく上回る25万6,000平方メートルと、需給改善につながった。募集賃料は1坪当たり4,000円(同0.3%増)と微かに上昇したものの、一進一退の状態が続いている。

 関西圏の空室率は1.1%(同0.7ポイント低下)。新規受給4万3,000平方メートルに対し、新規需要は6万1,000平方メートルで、2四半期連続での需給改善。募集賃料は1坪当たり3,560円(同1.7%増)と堅調に推移。13年4月の1坪当たり3,150円を底に、上昇基調が続いている。


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