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「南万騎が原」駅周辺整備事業が本格始動/横浜市、相鉄グループ

「南万騎が原」駅前の完成イメージ

 横浜市と相鉄グループはこのほど、共同で推進する「南万騎が原駅周辺リノベーションプロジェクト」(横浜市旭区)の一環である駅前再整備の本格始動を発表した。

 同プロジェクト第1期として、ショッピングセンター「相鉄ライフ 南まきが原」の中核テナントである「そうてつローゼン 南まきが原店」を11日にオープン。また、地域の小学生や住民がワークショップを通し、「南万騎が原周辺のいいところ、おすすめポイント」などを記載したサインプレートを作成し設置した駅前広場の完成お披露目会を13日に開催する。

 同プロジェクトは、敷地面積1万7,078平方メートル。相鉄いずみ野線「南万騎が原」駅周辺地域において、駅前の商業施設のほか、介護・医療施設、子育て支援施設などを充実させるほか、賃貸集合住宅棟、高齢者向け集合住宅棟、分譲就業住宅を整備する。

 賃貸集合住宅棟は、子育て世帯、DINKS、シングル等の若年層を対象に、低層階にテナントスペースを確保し子育て支援施設を誘致するなど、子育て世帯が働きながら子育てしやすい環境を整備。高齢者向け集合住宅棟は、低層階にテナントスペースを確保し、高齢者支援施設を誘致し、棟内外の居住者に対してサービスを提供する。分譲集合住宅棟は、駅周辺の戸建て住宅に住む高齢者の住み替えや、地域外の若年層を地域に誘引する。

 同プロジェクトを契機に、駅から離れた戸建て住宅に不便を感じるシニア層を駅近の集合住宅に誘引し、転居後の住宅に若い世代を誘致するなど、地域居住者の高齢化や空き家の増加などの課題に対応し、住宅地の再活性化を図っていく方針。


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