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住宅ローン利用者、「全期間固定」シェア4割弱まで拡大/住宅金融支援機構調査

 (独)住宅金融支援機構はこのほど、2015年度第1回「民間住宅ローン利用者の実態調査」の結果を公表した。1年間に3回、4ヵ月ごとに実施しているもので、今回は15年3~6月に居住用民間住宅ローンを借り入れた人が対象。有効回答数は1,009件。

 住宅ローン金利タイプは、変動型が35.8%(前回調査比5.9ポイントダウン)、固定金利選択型も26.3%(同5.0ポイントダウン)とシェアを落とした。一方、全期間固定型は38.0%(同10.9ポイントアップ)と大きくシェアを伸ばし、4割近くなった。

 また、今後1年間の住宅ローン金利の見通しを聞いたところ、現状よりも「上昇する」という回答が30.3%(同0.2ポイントアップ)、「ほとんど変わらない」50.6%(同4.6ポイントダウン)となり、先高観はわずかに増えた。「低下する」は6.9%(同0.3ポイントダウン)、「見当がつかない」は12.1%(同4.6ポイントアップ)だった。


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