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15年の首都圏新築戸建ての成約価格、3年連続上昇/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は23日、同社のネットワークにおける2015年1年間の首都圏新築戸建て・中古マンションの登録価格、および成約価格データを発表した。対象は、登録物件が新築戸建て11万7,804件、中古マンション1万1,111件。成約物件が、新築戸建て2万3,852件、中古マンション7,325件。

 新築戸建ての平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,338万円(前年比0.7%上昇)、成約価格は1戸当たり3,309万円(同0.8%上昇)と、いずれも3年連続のプラスとなった。前年に4年ぶりの下落となっていた神奈川県が上昇に転じ、全エリアで上昇するも、上昇率は前年に引き続き小幅にとどまった。

 中古マンションの平均登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,442万円(同9.2%上昇)、成約価格は1戸当たり2,350万円(同3.1%上昇) と、2年連続のプラスとなった。しかし成約価格は、東京23区が2,991万円(同2.4%増)と上昇率が前年の3分の1に低下。東京都下が下落に転じたことなどもあり、首都圏平均の上昇率は前年の半分以下にとどまった。

 一方、1平方メートル当たりの成約価格は40万7,500円(同5.5%上昇)と、2年連続のプラスとなるも上昇率は低下傾向だった。


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