(独)都市再生機構(UR都市機構)は25日、金沢シーサイドタウン(横浜市金沢区)内の「並木一丁目第一団地」(総戸数1,065戸)において、(株)東急ハンズとのコラボレーション企画第2弾の改修住戸を報道陣に公開した。
東急ハンズとは2015年2月より、「並木一丁目第二団地」(総戸数340戸)にて、和室2畳分の押し入れに自然木と有孔板で組み立てた「Function KIT」を設置し、居室の有効活用を提案した「3636+(ニジョー・プラス)」を提供開始(詳細は15年1月30日付のニュース参照)。今回はその応用バージョンとして「3636+petit(ニジョー・プラス プチ)」を開発。前回のファミリータイプから単身者等をターゲットとした1LDKを対象に、押し入れにこだわらず、水回りや玄関収納、居室に自然木や有孔板等を使った可変性のオープンシェルフやウォールプレートを「Function KIT family」として設置。コンパクトながらも機能性アップを図った。色味をエボニー色(黒みがかった褐色)に統一することでよりスタイリッシュな雰囲気に仕上げている。
モデルルームには東急ハンズがコーディネートした家具や照明を設置したほか、「Function KIT family」各所に利用案内も置き、入居後の暮らしがイメージできるようにしている。
対象住戸は、1978年築の鉄骨鉄筋コンクリート造地上11階建て。金沢シーサイドライン「鳥浜」駅・「並木北」駅徒歩4分に立地。募集戸数は4戸。専有面積49平方メートル。賃料は7万7,200~7万9,800円で、通常の住戸と比較して4,000円程アップしている。一般向けの内覧会開催および募集期間は26~28日。また、同団地の集会所にて東急ハンズによる工作のワークショップも開催する。
なお、東急ハンズとのコラボ住戸第1弾は10戸中4戸で入居済み。30歳代ファミリー層等を中心に反響が高いという。ウェブを通じ、随時「Function KIT」の活用方法も発信し、入居者が居室を有効活用できるようサポートしている。