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奈良に外資系高級ホテル「JWマリオット」を日本初誘致/森トラスト

「JWマリオットホテル奈良」完成イメージ

 森トラスト(株)は、同社が奈良県で推進している「大宮通り新ホテル・交流拠点事業(旧称:県営プール跡地活用プロジェクト)」のホテル事業計画において「JWマリオットホテル奈良」(奈良県奈良市、客室数150室)を誘致、開業することを発表した。マリオット・インターナショナル(米国メリーランド州)の最高級ホテルブランド「JWマリオット」の日本進出は初となる。

 同事業地は、東大寺、唐招提寺、法隆寺、古代天皇陵など、日本を代表する名所が点在するエリアに立地。約3万1,800平方メートルの敷地に、国際級ホテルを核としたコンベンション施設、屋外多目的広場、駐車場、バスターミナル、NHK奈良放送会館等の複合施設を建設する大規模再開発事業。同社は、ホテル部分の用地取得・開発を担う事業者として、2014年12月に優先交渉権を取得。奈良県に中長期滞在も可能な国際級ホテルの誘致に向けて取り組んできた。

 ホテル事業計画地の敷地面積は約4,000平方メートル、延床面積約1万5,000平方メートル。今後3月末に土地譲渡契約を締結。16年度中にホテルの基本設計、実施設計の実施、土地の引き渡しなどを行ない、17年度の着工、20年春に開業を目指す。

 同社代表取締役社長の森 章氏は「かねてよりパートナーシップを築いていたマリオット・インターナショナルの最高級ホテルブランドを日本で初めて誕生させることができ大変嬉しい。同ホテルが国際観光都市・奈良への飛躍に向けた拠点として、ともに発展していくことを期待している」とコメントしている。


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